1965-09-10 第49回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
なお、共通的事項としては、公共土木施設、農地、農林業共同施設、中小企業などの災害に対して激甚災害法の適用、それから、災害復旧は、原形復旧にとどまらず、徹底的な改良復旧の採択、復旧工事の早期完成、さらに特別交付税の増額、また地方債充当率の引き上げ、あるいは天災融資法の適用、農作物の病害虫防除経費の助成、その他技術職員の不足に対する応援措置、有線放送施設災害の国庫補助、消防施設被害に対する国庫補助、沿岸耕地
なお、共通的事項としては、公共土木施設、農地、農林業共同施設、中小企業などの災害に対して激甚災害法の適用、それから、災害復旧は、原形復旧にとどまらず、徹底的な改良復旧の採択、復旧工事の早期完成、さらに特別交付税の増額、また地方債充当率の引き上げ、あるいは天災融資法の適用、農作物の病害虫防除経費の助成、その他技術職員の不足に対する応援措置、有線放送施設災害の国庫補助、消防施設被害に対する国庫補助、沿岸耕地
ここで、事業計画の骨子を申し上げますと、中海に約二千八百ヘクタールの干拓地を造成して、これを百五十戸の入植と千百戸の増反に充て、あわせて中海、宍道湖の残水域約一万五千ヘクタールを淡水化して、この水を干拓地と沿岸耕地約五千五百ヘクタールの農業用水に利用する。
次に、後志支庁管内の被害で目立った点は、山間部の十河川の増溢水による土砂流出、道路、橋梁の破損、沿岸耕地の流失、埋没等、また、橋梁の長さが河川幅に比して短小なため、橋の取りつけ地点が総じて流失、決壊いたしておる点であり、同支庁管内における被害総額は約六十七億三千四百万円に及んでおります。
十番目には、奥只見、黒又川開発計画に基づく信濃川沿岸耕地の灌漑用水、上水道、工業用水の計画書、これは水系と関係地域、面積、灌漑水量等を別にしていただきたい。十一番目には、三十六年十一月十一日、電源開発株式会社と新潟県との基本計画変更に関する覚書。十二番目は、三十六年十二月七日、電源開発株式会社と新潟県との基本計画変更に関する協議書。
これを見ると、「常陸川逆水門については昭和三十三年度より事業に着手したが、これを促進することにより霞ケ浦、北浦等の淡水化を計り沿岸耕地の塩害を防止りする」という点が出ております。これによりますと、北浦、霞ケ浦はすでに塩害に侵されているということに立脚して、こういう文章が出ておると思いますが、それはその通りですか。
第五番目に河川改修と電力料金、これは大河川の地帯に近来は河川改修に川床の上昇をほとんど抑制することがありませんで、堤防のかさ上げに重点が置かれております関係から、洪水時に高い水位が続く期間が比較的長期間にわたりますので、これらの沿岸耕地の農民はその生産を確保せんがために施設の増強を行うとか、あるいは排水作業の負担の年々加重されておるような現状であります。
次に河川の改修と電力料金につきまして申上げますと、これは近来大河川の地帯におきましては、河川の改修は河底の上昇を抑制することなくして堤防の蒿上げに重点が置かれております関係から、洪水時期には高い水位の続く期間が極めて長期間に亘りますので、沿岸耕地の生産を保つためには、排水作業の負担が非常に加わりまして、これが従つて農民の大きな負担に相成つているのであります。
富田川流域について申し述べますと、この地区は押し流された砂礫が一面川をおおい、沿岸耕地は川底より低い状態なので、一度に相当量の降雨があつた場合は、有田川、日高川以上の惨事をもたらすことが想像されるのであります。
本請願の要旨は、大河津分水下流の支流、刈谷田川、五十嵐川、加茂川等は、すでに改修済または、改修中の河川であるが、砂防の設備は、刈谷田川の一部と五十嵐川の一部にあるのみで、他にないため、信濃川本流の河床は上昇し、新潟港水深維持と沿岸耕地の排水を困難ならしめている。
次に曲川沿岸耕地の陥落復旧工事を車中より視察、ここはやはり特別鉱害地で、昭和二十三年一億七千万円の予算で百七十町歩の耕地復旧と堤防の復旧工事を実施中であるが、配炭公団の廃止により、復旧費二四%のプール資金の中絶により、前途に不安を感じ工事は遅延の状態にありました。
被害の最も甚大であつた宇美川は、上流山地の崩壞により岩石、大木等が流下し、沿岸耕地、道路、橋梁、家屋等多数破壞流失し、農作物は收穫皆無に近く、土木復旧工事費予想は大分村七千万円、宇美町一億二千万円、岩戸村四千万円であつて、宇美町について検討すれば、町営工事八千百余万円の計算となります。
第七に、鉱毒水処理の問題でありますが、東北地方で鉱毒の被害を最も多く受けておりますのは、岩手縣の松尾鉱山による北上川上流、秋田縣尾去沢、小坂鉱山による米代川上流等で、農業用水として利用できず、魚類も棲息せず、さらに洪水時には沿岸耕地は鉱毒が浸入いたしまして、耕作不能となる状況であります。
第四に、泰阜ダムの背面水による沿岸耕地の被害防除については、自発、縣、商工省、建設省において、さらに検討してすみやかなる処置を講ずべきものと信ずるとともに、今後の電源開発に関する建設業の一元化に関しては、本委員会においても重大なる関心を拂い、かつ一元化に努力すべきものと考えます。
次に泰阜ダムによる背面水の問題に関しては、日発の当初計画が天龍峡下流まで、すなわちダム地点より上流六粁までとしておつたのが、何ゆえ天龍峽上流川路、龍江、松尾各村の沿岸耕地が洪水時被害を受けるに至つたかについては、いろいろ考えられると思いますが、一つの考えとして、天龍川全体から見て、右狭窄部が北上川狐禪寺附近の狭窄部と同様な傾向にあるかと考えられます。
この請願の要旨は、山口縣玖珂郡伊陸村に源を発しまして、防長米の主要なる生産地帶を貫流するこの由宇川は、昭和二十二年九月の風水害によりまして大氾濫を來し、沿岸耕地その他に大きい被害を及ぼし、以來二年余にわたる由宇町民の懸命なる努力によつて一應復旧の半ばを終えました。しかるにこの河川の川床は、災害前に比しまして平均一メートルないし二メートルも浅くなつて、なお憂慮すべき状態にあります。
○岩隈專門員 本請願の要旨は、宮城縣栗原郡小山田川沿岸耕地整理組合の負担にかかる同川沿岸用水改良事業は、鋭意施行されているが、諸物價の暴騰並びに相次ぐ重税等のため組合員の生活が窮迫して來たので、同事業に対する負担金の支出が困難となつている。
次に第五五号、牛朱別川改修工事施行の請願、請願者北海道上川郡玉井健吉、本請願の要旨は、北海道上川郡牛朱別川は川幅が狹く曲折しており、さらに支川ヘーパン川を合せ、その水量は増大し、洪水を繰返していたが、昭和二十二年八月の出水には沿岸耕地は荒廃に帰した。ついては沿岸住民が安んじて生業を営めるように、本河川の改修工事をすみやかに施行されたいというのであります。
○田中專門調査員 徳島縣下吉野川筋各支渓流は戰時中上流水源地帶山林は濫伐せられ、あまつさえ地質はきわめて脆弱にして、降雨ごとに多量の砂礫を流下し、毎年の豪雨に大洪水を反復、沿岸耕地宅地に被害を及ぼし府縣補助工事として毎年施設をされておりますが、予算僅少と物價高騰のため根本的な工事の促進はおぼつかない現状である。よつて予算増額の上根本的な砂防工事を施行せられるよう要望するというのである。
また日程第一四の請願の要旨は、山口縣郡濃郡鹿野町大字鹿野上字坂根一帶は、元アンチモニーの採掘地であつたため、鉱石が山積して、降雨ごとに狹小な坂根川を氾濫せしめて沿岸耕地に浸水し、農作物に多大の被害を與えている。ついては本川の砂防工事を速やかに施行されたいというのである。
○田中專門調査員 新潟縣蒲原郡古志郡の穀倉平野を貫流する刈谷田川は上流下流とも改修を完了したが、その中流見附町栃尾町間十四キロは未改修のままで、昭和十九年及び二十二年には沿岸耕地は大なる被害を受けた。ついては本川中流の改修工事を昭和二十三年度に施行されたいとの意である。
第二八四号、本請願の要旨は、岡山縣眞庭郡美川村大字栗原字坂本不動寺を貫流する備中川支流黒谷川は、急流の小河川で、上流の山林は濫伐のため降雨の都度土砂の流出多く、沿岸耕地に多大の被害を與えている、しかるに本川の砂防工事は昭和十六年に基礎工事を完成しただけで中止されている、ついては本川の砂防工事を速やかに施行されたいというのである。